葉酸は2種類存在する

葉酸には2種類存在し、プテロイルポリグルタミン酸と、プテロイルモノグルタミン酸があります。

ポリグルタミン酸は食事に多く含まれ、食事性葉酸ともいいます。

モノグルタミン酸は葉酸サプリなどのサプリメントに多く含まれる葉酸です。

食事性葉酸は、葉酸サプリにふくまれるような葉酸と比べると、その利用効率は25~81%程度しかありません。(厚労省が発行すう日本の食事摂取基準では、これらをまとめて50%としています)

この為、妊活中など、葉酸を沢山必要とする次期においては葉酸サプリメント等で、葉酸を摂取するようにと厚生労働省も推奨しています。

葉酸の効果

葉酸は赤ちゃんの神経管閉鎖障害のリスクを大きくさげる効果が期待できます。これは多くの研究データからも分かっています。

過去において欧米諸国では神経管閉鎖障害の発症率が高率であったこともあり、発症リスク低減に対する葉酸の効果について、大規模な疫学研究が数多く行なわれました。それらの研究は受胎前後における充分な葉酸の摂取により、胎児の神経管閉鎖障害の発症リスクが大幅に減少することを示しました。そこで世界各国で妊娠を希望する女性に対してサプリメントなどの栄養補助食品からの葉酸摂取に関する勧告が出され、また葉酸を添加した食品も普及しました。その結果、欧米諸国での神経管閉鎖障害の発症率は近年著しく減少しています。こうした背景から、日本でも2000年に厚生労働省から神経管閉鎖障害のリスク低減のために妊娠の可能性がある女性は通常の食事からの葉酸摂取に加えて、いわゆる栄養補助食品から1日400μgの葉酸を摂取するよう通知が出されました。

出典:葉酸とサプリメント ‐神経管閉鎖障害のリスク低減に対する効果

また、葉酸を摂取する事で、脳卒中、心筋梗塞の確率も下げることが期待できます。

葉酸を沢山摂取するようになってから、不妊症の方が妊娠できたというケースもいくつか存在するので、医学的根拠はまだ出ていませんが、妊娠する可能性をあげる効果も期待できるところです。

1日の摂取上限量

アメリカにおいて、プテロイルモノグルタミン酸強化食品を摂取している人の血清葉酸値が高いことに起因する有害作用などもある為、日本では葉酸の摂取量上限をモノグルタミン酸型葉酸で、1000μg程度までとしています。

これ以上の葉酸を1日に摂取してしまうと、赤ちゃんに、喘息が発生したケースも海外で見られるため、控えるべきといえるでしょう。

葉酸の摂取量についてはこちら。

食事から摂取できるような、ポリグルタミン酸型葉酸(食事性葉酸)の場合は、その利用効率から2000μg以上摂取する必要があり、日常生活で、これだけの葉酸を毎日摂取するのは困難な為、あまり気にする必要はありません。